のび太リアニズム

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zoom RSS わさドラ感想第30回 あやとり世界の王様に(2010.11.19)

<<   作成日時 : 2010/11/20 02:35   >>

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もしもボックスであやとりが大流行する世界に。
大学進学や就職においてあやとりが最も重要視されて、
プロあやも白熱!
そんな中、あやとり王ともいえるのび太は……!?

○ あやとり世界の王様に
 【今日ののび太は 旧 黄 → 新 黄 《略式ボタン》 】

※のび太の服を表します。

独特のタッチですぐにそれとわかる、渡辺歩さん絵コンテの回。
多くのドラファンが特に歓喜を挙げるのは、
渡辺さんに寺本幸代さん、高橋渉さんで、
個人的に注目しているのは3氏に加え、
ニューフェイスの小林英造さん。
スタッフさんの件についてはあまり詳しくない私ですが、
あわせて4氏の回は特に注目しています。
さて、今回は豪華な渡辺さん回。
やはりクオリティが格別ですね。
今回分かったこと。
それは、渡辺さん回は必ずしも感動話でなくても、
心に強く残る秀作
であるということです。
これまで渡辺さんは「ベロ相」や「あの窓」、「45年後…」などといった
感動話を中心に脚本を手がけてきた印象があります。
渡辺さん回を見るとき、
私(私たちドラファン、と一般化していいかしら)は特にテレビの前にかしこまり、
日常の放送では見られない感動のストーリーと描写の技法の巧みさに
うなりながら渡辺さん回を堪能しているのですが、
今回、感動の要素は特にありませんでした。
すなわち、このおはなしは感動系か非感動系か、といわれれば、
明らかに非感動系です(これまではほとんど感動系)。
しかしながら、感動系にひけをとらない相変わらずのハイクオリティ。
言い方が少し乱暴になりますが、
「感動という要素に助けられてのクオリティ」ではないことが
改めて証明されたような気がします。
まあ、他の方に限らず、もしそういうおはなしがあれば、
私を除きほとんどのドラファンはそれを見破ってしまうでしょうがね。

私が思うに、非感動系、シンプルなおはなしほど
スタッフさんの力量が問われます。
今さらいうまでもありませんが、渡辺さんの力量はホンモノです。
渡辺さん回、もっと見たいですね。


さて、今回のおはなし。
ファンが喜ぶネタも画面に結構入れてくれて、そのたびに
ひゃっほい!と心の中で叫んでいたわけですが、その度ごとに録画する手がぶれた
今回特に思ったこと。
渡辺さん回は、非常に文学的だ!
非感動系であった今回だからこそ、新たな発見ができました。
一つの状況が淡々と進んでいくのではなく、
一貫した風景描写と伏線(ネコ)や、
人と人との関わりを重視したストーリーにしていて、作品に奥深さを感じました。
では名言(?)いきます。
「渡辺さん回のアニメドラえもんは純文学である!」


・冷たい女子学級委員
我らが女子学級委員登場っ!って……冷たいですね。

・『海のドラやき』
これまた興味をそそる本ですね。どんな内容でしょう。
「どらやき」じゃなくて「ドラやき」なのが◎。

・なぜあやとりを嫌がる?
ドラえもんはなぜかのび太のあやとりを嫌がります。
これはストーリーを通して一貫して描かれていて、
最後の最後で謎が明かされました。
視聴者は「?」を抱いたままストーリーを見るのですが、
こういう手法もまたいいでしょう。
最後の種明かしを見て、思い返せば、
最初の場面にすべてが戻ってきます。
最初と最後がつながったなんて、
ロップルくんの最短距離の説明みたいですね。
「?」→「?」→「?」→「!!!!!」
私の心境としては、こんな感じ。

・「原画 わしお」
次は…? 「たかお」?「とんびお」?あるいは、「おまえお」?
OPクレジットで遊ぶなんて、いいぞもっとやれ?
でも正体はどなた? 
なんだか、ドラファンがこぞって「誰!?」と疑問になっているあたり、
パーマンの素顔を見たいというような心境に似ていますね。
こういうの好きですから、正体は簡単にばらしちゃいけませんよ(笑)。

・坂の上の失敗
同じロケーションを何回か出して(今回なら急な坂道の場面)、
共通点や対比点を盛り込むことによって、
作品に奥行きを持たせています。
この手法は、渡辺さん回ではありませんでしたが、
「あの日あの時あのダルマ」にもみられました(そこでは、住宅街の中の階段)。
今回の急な坂道、
「ツルリン!先生がとまらない」で出てきた坂道と同じだった記憶。
ほかのおはなしでもちょくちょく出ていますが、思い出せません(泣)。
ところで、私の希望なのですが、この坂道をのぼったあとしばらく行った先が、
街が見渡せるあの「ガードレールの高台」であってほしいと思うんですよ。
のび太の街のガードレールの高台というのは、名場面が続出した人気ロケ地。
たとえば、
のび太「堪えよう。しずかちゃんの…幸せのために!」@しずかちゃんさようなら
のび太が万引きをしたことの後悔@悪魔のパスポート
 ※この場面ではガードレールではなく、コンクリ直方体の連続(?)
などなど。などなどと言ったのは、詳しく思い出せないから

閑話休題、今回の坂は糸が絡まる場面ですね。
と同時に、ストーリーの「段落」の終わりを示しているとも言えると思います。
一端画面が暗くなって次の場面に移ったりするのと同じ働き。
劇で言えば一端幕が閉じて開くシーン。
つまり、「改行」的な働きだと私はとらえました。
やはり、渡辺さん回は純文学だ!

・余裕の表情ののび太
目が「ハ」の字!
ハの字の、なんと余裕の表情であることか!
ちなみに、私にとって目が「ハ」の字になっていいのはのびドラ程度。
しずかちゃんはイメージに合いませんし、ジャイスネも不自然……。
のほほんとしていて、見ていてどこか落ち着く「癒し系」でないと
目がハの字は認められません!(笑)
そしてハの字の表情を崩さぬまま、さかずきをつくるのび太。
その直前の、逆ハの字のスネ夫と対照的になっていることが印象的です。
BGMはサントラ2 DISK1 4番「深夜の街が海底に!」。
やっと人魚大海戦のBGMも使われるようになってきました。
そして、渡辺さん回らしい描写が。
それが、二段ばしごをつくる際の手の動きのスローモーションです。
指のしわ、とかつめとかがリアルで、
こんなにリアルなのび太の手を見たことは生まれてはじめてです。マジ
そしてそんなときでも、終始ハの字で落ち着き払っているのが
あやとり世界の王である証ですよ。カッコイイですね。

・周りの歓声
ラーメン小池さんが特別出演!

・うれしさの表現
ここも渡辺さん回であることを納得させる場面でした。
無表情から、ほほえみ、喜びの爆発の流れが自然に描かれていて、
しかも顔、手とあやとりのひも、足取りのカメラワークも逸品でした!

・あやとりと大学
野口廣氏は、日本あやとり協会の設立者ですが、
プロフィールを見ると非常にすごい方でした。
あやとりと大学、関係ありましたね。
ところで、「あやとりは『図形や数の認識力』を養います!」だそうです。
のび太の算数超苦手に、「故意疑惑」。
だってあやとりだと王なのですよ。一方、小学校のテストで0点。
ふしぎですね。ぜったい疑惑ですよ。
……というかヤバイ、のび太がめっちゃ天才に見えてきた……!
もうコワイよ、出木杉越えじゃないの? 

・電網戦隊あやとり5
アヤレッド・アヤグリーン・アヤブルー・アヤイエロー・アヤピンクが
5色のきずなの糸を一つに絡ませて攻撃とは……!
そして一富士二鷹三茄子! 笑いましたよ〜。
しかし、まさかそれが伏線になるなんて、誰が予想できたでしょうか!!

・シュークリームの皿とかパパの「フィンガー!」とか
かわいかったり、クスッとしましたが、
真意が読み取れなかったので紹介まで。

・JPA公認 プロあやタイトルマッチ
なんかすごいよ!
まず、ストリング糸山さんとアナウンサーの間に映る少年について。
カメラに向かって片手ピースピース
→調子に乗って両手を交互に突き上げて大きくピースピース
→係員に制止されるも、満面の笑みでピースピース
→いつの間にかいなくなっている(くまのぬいぐるみがチラリ)
うんうん、いるいるこういう子(笑)。

タイトルマッチの内容ですが、非常にリアル!
本当にプロあやできそうですね。
あやとりという地味なものが、ここまで熱く描けていて、
こっちも熱くなりました(!) えーと、以上(笑)

あと、コングの近くにある、
時間帯と中継とメインホールが書かれた表が気になりました。
たぶん番組スタッフの進行表でしょうが、
これもリアルな雰囲気を出していて◎。

・ドラちゃんの鼻ちょうちん
普通のひもでさえ危険なのだから、プロあやなんてもっとですよね。
だからテレビは観ません。
いつの間にか居眠りして鼻ちょうちんをつくっていました。かわいいです。
その鼻ちょうちんはスカウトの人が来たときのチャイムで破裂しました。

・スカウト
そのチャイムですが、それまでのプロあやの激しい実況がついさきほど終わり、
静寂の中で響き渡っています。
実況終了とチャイムの間にパパの説明がありますが、
それでもシンプルなチャイムの音だけが鳴り響いているの印象的。
CM前の「ごはんまだかな〜」のドラちゃんのかわいさは反則。

・豪華な朝食
あやとり党が勝って豪華な朝食は少し理解に苦しむかなあ、と。
いくらのび太がプロあやとはいっても……。
でも、なんか雰囲気良いですね。
のびドラのパンの厚さの差がひどすぎる(笑)。
それと、このBGMはスネちゃまの豪邸の豪華な食事専用ですよ(?)。
野比家のくせに生意気だ!(?)

・あれ、ヒデキ?
町中に「あの窓」のヒデキとおぼしき人物が……?
ただ似ているだけ?
でも、東京に出てきているから全然不思議ではありません。
今は出稼ぎ1年と1ヶ月ですね。
あと、「ピースピース少年」もいます!

・悪い人3人と戦う
幼い男の子にいいがかりをつけて高額な現金をだまし取ろうとしている3人の男。
のび太と決闘することになりました。
のび太のデレデレ顔や、
「今日は弟子が戦います!」の(≧▽≦)顔から一変し、
ハの字の落ち着き払った表情で「仕方ない」、もはや神々しいくらいですね。

3対1の決闘。
思えば、ギラーミンでさえ1対1でした。
今回は3対1ですよ。すごすぎます。 ただしあやとりだけど
「3人同時受け」とのび太が発言した時点で少しネタバレだったでしょうか。
「ようし、こうなったら…」くらいでよかったと個人的には思います。

しかし、決闘シーンの演出がすごかった!
クルマが来て、フロントガラスに太陽光が反射して
そのなかで繰り広げられる決闘。
非日常感で満ちていて、ドキドキ度が増しますね。
3つめは、靴が落ちていくところでもう察しがつきます。
それでも4回見せようとするところが、迫力があっていいですね。
一富士二鷹三茄子は本当に意外で、仰天ものでした。
あ〜! 魔美とその友だちが〜って、
ドラドラニュースに載っていたのね。
チェックし忘れていました……。
ブラボーコールの後は、「熱血BGM」。

足。渡辺さん回はのび太がスリムになってスタイルがよくなるので、
たいていの場合嫉妬します(笑)。

・ネコの部分が作用
渡辺さん回にしては珍しいドタバタ中。
う〜ん、やはりドタバタはいつものスタッフさんの方が慣れている感はあります。
電気の田中でのテレビの場面でしたが、
「もうすぐネズミ年だよドラえもん」で「袋のネズミだ!」と言っていた電気店って、
「OKでんき」でしたっけ。録画がここにはないのでウロ覚えですが、
ここのお店ではありませんでしたよねえ?

・もとの世界へ
終わり方が少し腰砕け的な印象なのは否めませんが、
おはなしの最初にひもで遊ばれていたネコが、
もしもの世界の最中に空き地で昼寝していて、
元の世界に戻ったら空き地から出ていっておはなしが終わる
……という
計算され尽くしたストーリーなのでは!?と思います。
そうすると、おはなしの終わり方は完璧なのです!
やはり、渡辺さん回は純文学だ!!


文学としてのアニメドラえもん(もはや勝手に決めつけ)って
難しいですね。でも、大満足でしたよ。
風呂も含めてですが、感想を6時間以上書いている……。眠い。
なんとしてでもアップしてから寝ないと、土日は忙しすぎるから……。


・ミニコーナー
おお、あやとりをここまで引っ張りましたか、ブラボー!
でも、現在のロボットってあやとりできる?
綿密なプログラミングをすれば可能でしょうか。
ザンダクロス(サンタクロースみたいですね。絶対このネタひっかけてきそう笑)
のダンス、……もはやギャグコーナーですね。
ピッポは今日は少しおとなしめだったでしょうか。
かわいいといけないらしいので、もっと憎たらしくなってください。
あと、頭ににほんやくこんにゃく巻きつけてください。

さて次回は、
おいおい、クレしん1時間で休みですか。
まあ、こちらも1時間いただくときがありますので、クレしんならば許しましょう。
ジャイ子カレー! やばい、これは面白そう!
あと、のび太の服に注目。
超レアな水色パーカー(正式名称は のび太 秋冬服C−02 と思われます)
が出てきます。水色パーカーは2009年(チューケンパー)に初登場。
これまでに数回しか出てきていない服で、注目です!
で、結局、11月は2回しかやらなかったのね。残念。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
ザンタクロスのミニコーナー、意外に結構面白い。これっきりでなく、ぜひDVDの予告編にも入れてほしいと思いました。
トラ
2010/11/20 23:53
トラさん、コメントありがとうございます。

ミニコーナーは「えかきうた」をはさんで突っ走っていくギャグがなんともいえず、まるまる30分の放送時間を楽しむことができて、私も大好きです。
もちろん、私も永久保存という意味でDVDに収録してほしいと思いますが、現実的にはその可能性は低く、残念ですよね。もったいない!と思います。MOTTAINAI!
のびみつ(管理人)
2010/11/21 21:56

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わさドラ感想第30回 あやとり世界の王様に(2010.11.19) のび太リアニズム/BIGLOBEウェブリブログ
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