のび太リアニズム

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zoom RSS わさドラ感想第36回 のび太のペットは紙の犬!?(2011.1.21)

<<   作成日時 : 2011/01/22 01:36   >>

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紙に描いたワニみたいな犬、ワニーがペットになった!
紙という特性により、水が大の苦手のワニー。
でも、のび太が増水した川に溺れたとき、ワニーは雨の中を……!?

○ のび太のペットは紙の犬!?
 【今日ののび太は 新 黄 《略式ボタン》 → 07ver. 赤
             →水色パーカー 】

※のび太の服を表します。


「ペットペン」を中編アニメ化した今回の作品。
原作を読んでいない人でも、
次回予告でだいたいの流れが予測できた回ですが、
紙という特性をよく生かして描ききっていて、
ややもすると押しつけ感も付随するリスクのある感動という要素が
押しつけ感もなく非常にうまく発揮されていて、好印象でした。
押しつけの感動は、子どもは感動して大人はしらけがちですが、
今回は私自身全くそう思いませんでした。
実際、twitterの「ついっぷる」でも放送終了直後、
HOT!ワードとして最高3位を「ドラえもん」が記録し、
さらにそのツイートの多くが感動した、号泣した、といった内容でした。
(映画主題歌の公式発表のもありますが)
わさドラレギュラー回が素直に受け入れられていることに
非常に安心しました。

さてさて、今回はかなりすごかった!
そして非常に教育的で、教育機関から絶賛されてもおかしくない話です!
描写もそれぞれ丁寧で、名作の部類に入るのではないでしょうか?

・テレビ→のび感動→飼いたい→ダメ(100回目)
私が覚えている限りでは、
「かわいい石ころの話」(2006.12.8)、それからえ〜とえ〜と。
いかん、あとが出てきません……。
チューケンパーは違いましたし。悲しい記憶力。
テレビを見て感動しているのび太氏が、
いつもにもまして目がキラキラしています(笑)。
それにしても、マックスに投げたボールが青っぽかったので、
「ジュドの頭脳っぽく穴が3つ空いていないかな〜と思って
 ちょっとでも画面を凝視した人、正直に名乗り出なさい」

ハ〜イ!! 映画まで6週間でスネ夫。

・犬を描く
途中からのBGMはサントラ2 DISK2 No.14「チンカラホイ!」。
相変わらずのび太さんの画力には圧倒させられます。
……いやまてよ、でも犬を描けっていわれても私も描けません。
結局生まれたワニー。
ドラが描いた骨付き肉があまりにも「マンガ肉」で僕笑っちゃいました。

・ママの天然ぶり
紙に描かれたワニーを指さして説教するママ。
「なんて動物か知らないけど」って何ですか(笑)。

・ドラの感激
大げさな涙。視聴者はしらけるか、失笑するかですが、
まあ、全体的な出来を見れば許せるでしょう。
直前の感動的な抱擁?シーンにも共通していますが、
最初の方の波が少ない部分では、
大げさな描写で飽きさせないようにしているのでしょうか?

・スネちゃまたちの落書き
若いお姉さんよ、言っちゃ悪いが、変な動物の絵、しかも
文字情報もないポスターが町内掲示板に貼ってあるわけないでしょ。
いや、でもお姉さんよくよく考えたらすごく優しいですね。
あっぱれです。 
……でもワニーにとっては画びょうで、は……はりつけの刑……
「イヤン」(スネ夫)。

・消しゴムできれいに
ジャイスネに赤色鉛筆で落書きされたワニー。
スネちゃまのくせにちびた鉛筆をもってるなんてショック!!
のび太が本屋で買った消しゴムできれいにしてあげます。
この消しゴムのシーンも、
短いながらのび太とワニーの仲を育む大切な場面。
BGMは音楽集収録の感動テーマ2、M-5。
一瞬でしたが、商店街の風景がでていたところは大好きです!
軽トラックがいつものうどん屋の前に止まっていて、
うどん屋の隣がKURATA、その隣がミサミ、隣がHOKUYU。
HOKUYUさんは屋上に大きめの看板もあります。
カメラが立っている側の道の商店は、居酒屋っぽい店が「続」?「純」?で、
その向こうが「文房具上■」と確認。(■は不明)
消しゴムという文房具をそこで買わずにいつもの本屋で買ったのは、
やはり慣れているから?
まあ、いつもの本屋は横断歩道からすぐですし、交差点の角ですし。
この店員さんは、後ろ姿から察するに、あの2人とは別人でしょうか。
(明らかに年取った方ではないし、メガネかけていないから)

・ムクに勝利!
BGMは未収録で、私のリストにも未収録でした……。
でもよく聞くあの曲! これもCD化希望です。
そして夕方の帰宅時、夕日に向かってダッシュ!……じゃなくて、
夕日に向かって散歩。
そ!し!て! あの高台ですよ!
名場面が続々と登場した、あの高台ですよ! 高台キター!
普通に考えて、ムクとのケンカからふつうに帰るのに
こんな高台を通るとは考えにくいのですが、
ムクに勝ってから、しばらくのび太とワニーは遊んだのでしょう。
いつのまにか一気に日の入りになっていますからね。
こうして、描かれない「間」、行間を読ませる仕組みにもなっていて、
完成度高いな〜と思います!
描かれていない間にもきずなを深めていったことを示唆しています。
高台の利用は、感動的なシーンの舞台設定として有効だと思います。
高台にお住まいの方々、
高台を歩きながら感動的な気分を味わってみては如何ですか?

・ココスCM
新しくなってまたドラちゃんお休み……。
以前の勝俣さんのCMでは、四角いハンバーグを
お母さんがしらけた不思議な顔で見ていて別メニューを
食べているというものだったのですが、
今回はお母さんも、おろしポン酢ソースであっさりといただいています。
……やばい。ココス行きたい。実家の近くにもありませんでしたし、
今いる近くにもないのです。というかそのせいでココス行ったことないです。
ココス行きたい。しょせんファミレスなのは分かっている。
でも、ドラさま御用達なのです。
たぶん、「好きなファミレスは?」と聞かれて
「ココス」と即答する方は、ドラファンかココス関係者!?

・突撃! 野比家の晩ごはん
ごはん、みそ汁、ハム?4枚、緑色の何か(オイ)、
大皿にからあげとレタス

野比家のごはんはおいしそうで、ついついチェックしてしまいます。
からあげを見ると「45年後…」(2009.12.31)を思い出して泣けてきます。
ちなみに、ハンバーグを見ると「天の川鉄道の夜」(2009.3.6)を思い出して
間食のしすぎに注意せねば、と改めて実感させられます。

ワニーのための晩ごはんは、のび太産マンガ肉。
肉と言うよりも、だ……だいこん? げほごほん
そして諭すのび太。
なぜ赤面しているのか分かりませんが、ハの字の目も
相まって、癒されますね。優しい諭しの描写なのかも。
泥棒にかみついたことをきつく叱ったのとは対照的な意味で。
BGMはサントラ2 DISK2 No.32「深夜の公園」のラスト約30秒。
カットはありますが。

・泥棒登場
ほどよく悪い泥棒でナイスですね。
「サザエさん」には毎週のように←それ言い過ぎ泥棒が出ていますが、
ドラでは結構珍しいですね。
そして侵入しようとしたのに、「通りがかっただけ」と言う泥棒。
皆勘違いし、ペコペコ。のび太はワニーに大叱責。
この叱責シーンは迫力満点でした。
大原さんの声がとにかく素晴らしい。ただひたすら素晴らしい。
そして、のび太のパジャマの袖が床を叩くことでゆれる動きも
その迫力を陰ながら増長させていて、完璧でした。

・泣きながらの寝顔(のび)
まったりした方ののび太botさんは、
この場面の寝顔が一番かわいかった、とおっしゃっています。
泣きながら激怒した後の疲れ具合がよく寝顔にあらわれています。
おそらく、そのかわいさの要因は
@ほんのり残った赤面 
Aまぶたの上の「L」。特に二重の部分。
Bワニーに拭き取られることになった一滴の涙

という3点に集約されるのではないかと思います。 なに分析してんの

そして、中盤における一番の山場が涙を拭き取るシーン。
BGMはサントラ2 DISK2 No.32「深夜の公園」。
開始21秒後から、さきほどの同じ音楽が始まるまで。
先ほど言い忘れましたが、名曲です。
同じメロディーで違う楽器・演奏をつかって
4曲くらい量産されている名曲。そのうちの1つに
あの「さよなら、ピー助」があります。
回想を経て、あえて自分が苦手な水(のび太の涙)を
自分の体(紙)で吸い取ります。
これは紙という特性が生かされた素晴らしい場面。
ここでぐっときた方も多いのでは。

・泥棒と判明
このおまわりさん、空き地におけるジャイスネ・のび太の
裸にすさまじいほど早くかけつけるおまわりさんですね。
というか、着眼点そこですか。はい、そこです。

・ワニーをさがせ!
BGMは未収録。帰省した際にピアノで再現を試みていますが、
できませんので、CD化してほしいものです。
「スネ夫の無敵砲台」(2008.11.14)のCM明け、
のびドラが砲台にアタックしようとする場面などに使われている、
緊迫感に満ちた素晴らしいBGMです。
ドラが探す場面で、商店街の店、
「あさひベーカリー」と「関根薬局」を確認。
雨が降り出したときの視聴者の絶望感はハンパありません。

・のび太、川に流される
風に煽られて落ちるのは少し違和感があるでしょうか?
バランスを崩すとかでもいいと思いますが。
いつもは落ちても溺れることのない浅すぎる川
(例、「アリガターヤ」(2007.5.18)でドラが落ちた)ですが、
増水しているのがポイントです。
いったんは雨に躊躇するワニー。
でも、のび太の悲鳴を聞いて、
恐い雨にかまわずのび太を助けに行きます。
このときのトランペット風の感動BGMはそう古くありません。
このBGMで私が最も印象があるのは
「大あばれ!のび太の赤ちゃん」(2009.9.18)で
2回の「ドラえもんのケチ〜」部分で2回、BGMの冒頭が流れたところ。
長い方の1回目でもたった5秒くらいで、
しかも感動の場面ではなかったため、今日この曲を聞いて
笑いそうになりましたが(不謹慎)、
長く聞いてみると非常に素晴らしい曲ですね。気に入りました。
CD化してください。
音楽の話はおいといて、1つめの大きなクライマックス。
ここのポイントを私なりにまとめてみると、
★ワニーの生命すら脅かす水を気にせず、
  のび太を助けようとするワニーの心意気。
★さすがの専用紙でも川の中でにじみ、紙が破れて
  ワニーの命がだんだんと弱っていくむごい過程。
  特にワニーの顔が水に沈むという痛々しい現実。
★ワニーが助けようとしても、しょせん「紙」であるため、
  視聴者の期待とは裏腹にのび太も助からず、
  力尽きて水に沈み、のび太=主人公自身も死にそうになるという
  大人が見てもあまりにも絶望的すぎる展開。
  (特にのび太の頭が川に沈んで見えなくなる瞬間は背筋凍る)
★のび太の視界でドラえもんの声が聞こえず、
  ドラえもんが最初力強く、のちに心配そうに声をかける変化が
  視聴者をさらに絶望させており、
  視界が外側から暗くなっていることにさらなる追い打ち。
 

・息絶えそうなワニー
BGMは未収録、感動系09(悲壮)。ここがクライマックス2つめ。
紙を開くところは、もはや看取るくらいの重々しさ
にじんでいたものがさらににじみ、
そのにじみ具合はそのまま命の残りのともしびを表していて、
紙に描いた絵を見ているのにふつうのドラマと同じように
感動できる工夫が凝らされています。
のび太の枯れた声がいっそう重々しさを助長しています。
しかし、空には雲の間から陽光が……。
のび太の視界が暗転したのとは対照的に、
画面が真っ白になって(明転とはいわないらしい)場面転換。
悲壮のBGMの直後が名曲「キミのなかののび太」。
ほとんどセリフなしで音楽だけで後日談。
この方法は正解だと思います。
かかずさんをこの場面だけでスタジオによびつけないようにする
裏事情によってセリフなし、というよりも、
それまでのあまりにも衝撃的な出来事の余韻を残しつつ、
画面を見てその幸せな後日談を追わせることで、
急激な場面の変化にも違和感なく入り込めるようにしたことの
結果としてセリフなし、と考えるからです。あくまで類推ですが。

後日談では、テレビの青いボールとは対照的な
ピンク色のボールでワニーと戯れます。
……まるでピー助のボールをスモールライトで小さくしたみたいだ


さて。
生き返ったワニーですが、果たしてこれでよかったのでしょうか?
確かに、紙にしても直接的に死を扱うことは避けたと言っていい今回の作品。
台風のフー子は実質的に死でした。
確かに紙はぼろぼろですが、
にじんだ輪郭をなぞって、ほとんど完全に生き返らせました。
しかし、死のどうしようもないむなしさを描くという
選択もあったのではないかと思います。
大人からみれば、命はそんなに思うとおりに復活するわけではないんだよ、
ということも教えてあげたいようなあげたくないような。

いずれにしても、良作には変わりありませんけれどね!


・ミニコーナー
なんかピッポから憎たらしさが減ったような。
もっと憎たらしくして良いんですよ?
今日から「いろいろな人」の一人目だと思っていたので、
ヘコーとなりました。
ら、ら、来週からはお願いしますね。

さて次回は、おお! スキーネタですか!
私にとってスキーと言えば唯一できるスポーツなのですが、
「勉強べやの大なだれ」を観て以来、
トラウマになってスキーに対して恐怖感を抱いていたのですよ。
やっと今年、克服できたのですが、
たぶん、たぶん……またのび太に感情移入して
スキーがトラウマになりそう!?
ドラファンとして嬉しいやら、
唯一のスポーツが恐くなって悲しいやら。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
最初のオネダリで却下されるシーン、
「ママなんかに交渉した僕がバカでしたよーだ!」って
アッカンベーしてくれたほうが良かったですね。
(親に断られると親を侮辱する)

また、シンエイアニメでも「↑みたいにこんな表現が
当たり前である」のが私の理想であると思います。
これで社会もにぎやかになりますし。

失礼します。
鳴海みぐJr.
2011/01/23 11:29
鳴海みぐJr.さん、コメントありがとうございます!

アッカンベーですか!? ドラえもんにならすると思いますが、相手は日頃恐れているママなので、さすがにできないと思いますよ……(汗)。神成さんちにわざとボールを入れる感覚です。道具の力がなければできないかも。
確かに社会はにぎやかになると思いますが、その多数は道徳的な観点からの批判かもしれません。
のびみつ(管理人)
2011/01/23 21:29
今回、残日数計で
ボーリングの玉がザンダクロス型のメカを
操っていたときにこんな顔でしたね。

ボーリングの玉:このメガネ猿、いい動きしている。
猿回しなんちゃってー!(^_^)ケラケラケラ

しかし、しっぺ返しに着席されるなんて哀れでしたね。
失礼します。
鳴海みぐJr.
2011/01/30 16:03
もはやボーリングの玉で確定ですね、わかります(笑)。
着席というか、ボーリングの玉が調子をこいてメガネ猿を操っていたため、メガネ猿の体力がついていかなくて倒れたことで押しつぶされたので、まあ、玉の自業自得ですね。
それにしても、あのザンダクロス型のメカのよろい、重そうですね。のび太が倒れるのも納得です。
今年の映画のアイキャッチは1週間に1種類という状況が続いていますが、もっといろいろなアイキャッチを見たいものですね。

コメントありがとうございました。
のびみつ(管理人)
2011/01/30 21:31

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わさドラ感想第36回 のび太のペットは紙の犬!?(2011.1.21) のび太リアニズム/BIGLOBEウェブリブログ
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