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zoom RSS 平井堅「僕の心をつくってよ」MUSIC VIDEO(Short Ver.)に関する所感

<<   作成日時 : 2017/02/23 23:03   >>

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「僕の心をつくってよ」
2分17秒の動画にこめられたメッセージを,
のびみつ流に読み解きます。

2017年春の映画ドラえもんの主題歌
「僕の心をつくってよ」(平井 堅)。
平井 堅氏の歌声は心を揺さぶられますが,
2017年2月22日にYouTubeで公開された
MUSIC VIDEOが考えさせられる内容でした。





まず,ロケ地について。
ギャルの女性が踏切をわたるシーン。(15秒)
このあたりのシーンは,
西鉄(西日本鉄道)の櫛原(くしわら)駅で撮影しています。
福岡県久留米市です。
馴染みの西鉄電車が映っていたので,え?!と思いました。
平井堅氏って久留米出身なの?と思いましたが,全然違いました。
またすごいところを選びましたね〜。
女性は下り方面に乗りました
(次が西鉄久留米駅(久留米市中心部)です。)
そう考えると,2分13秒付近の河川敷は,
自動的に「筑後川」で撮影されたことが推測されます。
しかし,49秒付近で女性が
ハンバーガーを食べるシーンの背後には,

山手線らしき電車が見えるので,
ロケ地が複数あったとも考えられます。


本題に移りますが,
このMVの意味を考えてみたいと思います。
介護の現場で働く女性と,
コテコテに化粧などオシャレをして,クラブで遊ぶ女性
実は
同一人物であることがわかります。

介護の現場で,シンプルな格好をして,仕事をする光景と,
派手にオシャレをして,派手にクラブで遊ぶ光景。
この対極的な描写が交互に描かれます。

おそらく,時系列があるとすれば,
以前は派手な格好をしてクラブで遊びまわっていた女性が,
何らかの理由で,(生計のために?)介護職で働き始めたと読めます。
それに加えて,
クラブのある東京の都会の真ん中(山手線近く)から
地元の久留米への帰省,という女性の移動があるのかもしれません。

女性は,派手なオシャレが好きで,派手にクラブで遊ぶことが好きでしたが,
「働くために」派手な「変身」の自分の姿をそぎ落としたのでしょう。
すなわち,化粧を落として,つめを落として,つけまつげを落として,
清楚なウィッグをつけて,口元のアクセサリーをマスクで隠して……。

でも,1分44秒あたりから変化が見られます。
いつも介護の仕事で接している利用者の男性が,
ウィッグに手をやります。
おそらく,
ありのままのあなたを見せてほしい,ということなんでしょう。
介護の仕事を通して,
利用者の男性と女性の間にキズナが生まれていました。

本来,介護の仕事の上では,
紫色の髪などの派手ないでたちはふさわしくないとされるでしょう。
女性は,自分の好きな格好を殺して,
介護の仕事に取り組んでいましたが,
利用者の男性は,その清楚な格好という「変装」の向こうにある
本来の女性の姿を「見つけた」
女性は,その男性に心を開き,
笑顔でウィッグをはずして,マスクをとりました。


一見ドラえもんとまったく関係ないものですが,
偽りの自分という変装の奥にある,本当の自分を見つけて,
その自分と向き合おうとする人とのキズナが
描かれているというテーマだと読み解くと,
あながちドラえもんとコンセプトがずれているとも思えません。



しかし,動画のメッセージはこれだけではなくて,
もう一回り複雑でしょう。
というのも,男性は,
これまで派手に生きてきた痕跡を完全に隠した姿としての,
ただ「いまここにいる」
3次元の清楚な女性と向き合いたいのではありません。

男性は,これまで女性が派手に生きてきた痕跡を含めた

「過去から現在」にいたる長い期間としての,
いわば4次元としての女性と向き合いたいのだと思います。

だから,利用者の男性は,女性が派手にクラブで遊んできたことも
絶対に否定しないでしょう。
女性は女性で,これまでの派手な生活を後悔しているのではなく,
これまでの自分と,そして現在介護として働く自分の両方(すべて)を
受け入れてくれる利用者と出会ったことで,
自分自身を受け入れる決意ができたのかもしれません。

どんな過去も,そして現在も,見抜いて受け入れてくれる。
まさにのび太とドラえもんのキズナじゃないですか。


よく,コテコテの化粧などは,
本来の自分の姿を隠す,自分の弱さを防衛する,
自分の力を誇示するというような比喩として受け止めることができますが,
今回はそれだけではありません。
繰り返しになりますが,
コテコテの化粧やアクセサリーをそぎ落として,
介護職として清楚にふるまおうとする女性に,
利用者の男性は,一見清楚な現在の(表面上の仮の)姿だけではなく,
過去の女性のあらゆる姿をも受け入れようとしています。
弱さを防衛しようとして過度に誇示しようとした背景にある,
女性の心の弱さも,男性の前に晒すことができたんだろうと思います。


MVでは,久留米の櫛原駅周辺や,筑後川河川敷などで,
コテコテにオシャレをしたギャル姿としての女性も描かれています。
これは,化粧を落とす前の頃,と解釈すればいいのでしょうか。
すなわち,動画中で時系列はバラバラに描かれていて,
冒頭,清楚な格好をして出勤する様子は,かなり後の方なのでは,と。
ただ,この推論だと,女性が化粧を落とすときに
なぜ,決意に満ちた明るい表情だったのかが釈然としませんが……

ともかく,



東京から久留米へ。
クラブから介護施設へ。
「ギャル」から介護職員へ。

その過渡期を感じさせます。

一変したあとの生活を送る中で,
ギャルだった頃の自分が消滅したのではなく,前の生活の痕跡を含めて,
すべてを無条件に受け入れてくれる人が登場します。
その人の存在によって,
女性は,断絶された人生ではなく,
過去をも受け入れることができる連続した人生を歩む決意に,
改めて満ちているのではないでしょうか。

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